今日は本当ならマサイさんの日。
楽しいはずの夏休みもこんな悲しい気持ちで終えるなんて…
「こんなんじゃだめだ!よし、出かけよ!」
そう思い街にでた
「なにしよっかなぁ~」
久しぶりに一人での行動なため何をするか迷ってしまう
「ねぇねぇ、きみ!」
ん?私?
「ちょっと遊ぼーよ!」
あ、これは久しぶりの…
「いや、大丈夫です」
「そーいわずにさ!」
しつこいなぁ
最近はフィッシャーズの誰かと歩いてたり
車移動だったから声掛けられなかったのかぁ
「ほら、はやく!」
腕を強引に引かれた
「やめてください!」
「なにやってんの?」
え、この声は
「なにってあそぼーって言ってるのー」
「この子俺の彼女なんだけど」
え?
「んだよ、彼氏連れかよ」
「早く言えよ!」
そう言って足速にその場を去っていった
「大丈夫?」
「あ、ありがとです…」
「ンダホから聞いたけどやっぱ心配で探してたんだ」
マサイさん…
「あ、ありがとうございます。もう帰るところだし。大丈夫…です。」
「家まで送るよ」
「ほんと!大丈夫なんで!」
その場を逃げ去るようにして逃げた
ほんとに私って可愛くないな
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。