「あれれ~?なにやってんですかー?」
唇が特徴的な男子が声をかけた
「あぁ?誰だテメェ?」
ガラの悪い男達が睨みをきかした
「あ、もしかして集団レ〇プってやつ?」
顔の濃いハーフのような顔立ちの人がそう言った。
「見たらわかんだろ?この子俺らの連れ。」
は?
「そーそー、こいつ淫乱でさー外でやりたいとかいうから」
何勝手な事言ってんの?
「俺らにはそーは見えないぞー?」
少しバカにした感じで答える唇さん(((
「あ、そだ!今カメラ回してるし撮影して視聴者さんにどー見えるか聞いてみるか!」
え?
「ちょ、ふざけんなよ!」
男のひとりが唇さんを殴る。
「あーあー、手ぇ出したな」
「カメラ回してるって言ったよね?」
体格のいい人がそう言うと男はカメラを掴み海へ投げた
「あああああ!」
顔は薄めで何を考えてるのか分からなさそうな人がそう叫んだ
「カメラ代弁償してね?」
笑顔で唇さんはそういった。
「そうそう、携帯のムービーでも撮ってっから」
メガネの人がそういった。
「ちっ…」
やっと男達はどこかへ行った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。