朝目が覚めると隣にはマサイさんがいた。
わたしが記憶のない間に一人でやったのか怪しげなティッシュがあった
「ふぁ~…おはよ」
欠伸をしながら起き上がるマサイさん
「昨日、可愛かったなぁ~今日モトキに渡すのやだなぁ」
にやにやしながらそう言うマサイさん
「やめてください、恥ずかしいんで」
こう見えてめっちゃ照れてる
ってか今日はモトキさんなのかぁ
モトキさんには確か貶されるだけよね?
嬉しくはないけど少し楽かなぁ…?
「あ、モトキが一番やばいからね?」
え?
「うんうん。あいつだけAVの趣味がどぎついの笑」
「え…どんなのですか?」
「おぉ~興味ある感じ~笑」
「早く聞きたいです!」
「ほんとに可愛いなぁ~笑」
「あいつはハードなSMが好きなの笑」
ハード…
え、不安なんですが…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。