シルクさんが帰り暇になったので動画を久しぶりに見た。
「新しい動画かな?」
その動画の内容はカードを引いてそのカードに書いてあることに(質問)答えるというものだった。
恋愛系かぁ…
動画が始まるとシルクさんを基準にどんどん引いていく。
「好きなタイプは?」
シルクさんはこのカードを引いた
「好きなタイプかぁ~笑」
「俺は頑張り屋な子が好きだな笑」
頑張り屋…かぁ
「例えば?」
ンダホさんがさらに深く聞く
「俺の家の近くにいる子とかめっちゃ頑張ってて気になるんだよなぁ~笑」
「視聴者さんに手は出すなよ~笑」
マサイさんがそういう。
「家の近く…かぁ。私も近いらしいけどほんとに近いのかなぁ?」
その後も動画を見ていてどうやらみんな同じ女性が気になるようだった
「みんな同級生って言ってたし…みんなの知ってる人だよね…」
なんか1人で浮かれてた感じがして恥ずかしい。
でもシルクさんは昨日、私に告白してきた。
「あれ?なんでだろ…」
頭の悪い私の思考回路はここで停止してしまった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!