次の日は目が開いてるか分からないくらい腫れてた
私は遊ばれたの?
そう思うと怒りが悲しさがこみ上げてくる
「ンダホさんか…」
今日は火曜
会いたくないなぁ…
シルクさんが佳奈を知ってるって事はほかの人も知ってるのかな?
ピ-ンポ-ン
「…はい」
「やっほ!」
ンダホさん…
「ありゃ!目が腫れてるよ?」
やっぱわかっちゃうか…
「早く冷やそ!」
そう言って手を引かれた
目の腫れも少し引いて落ち着いた
「昨日はシルクといろいろあったんでしょ?」
やっぱ知ってるかぁ
「あ、シルクに聞いたとかじゃなくてなんか…察した」
ンダホさんって結構勘が鋭いよなぁ
話を聞いてもらった。
「佳奈…」
ンダホさんがぼそっと呟いた
「皆さんも知ってるんですか?」
「まぁ、ちょっとね」
何でみんなはぐらかすの?
「どうして関係を教えてくれないんですか?」
あー泣きそう
「教えたいけど教えてあげられないってゆーかなんとゆーか」
そんなやましいことでもあるの?
「ンダホさん、皆さんに伝えてください。私はもう皆さんのペットはやめます。カメラ代は必ず払います。もう来ないでください」
「え、でも…」
そこから泣いてる私をみてンダホさんは帰っていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。