第42話

卒業
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2018/02/28 14:59
あの日から卒業の今日まで誰にも会わないと誓って連絡もしておいた。

今日をもって正式に高校を卒業することが出来た。

卒業後は建築関係の職につく。

お母さんも今日は日本に帰ってきて祝ってくれたし家も私に譲ってくれた。

午後10:00

お母さんはまた外国に帰った。

「はぁ…なんかいろいろあったなぁ」

今となってはいい思い出だ

なんて思ってた

♪。.:*・゜

LINEが来ていたので開く

「今からそっち行く。」

シルクさんからだ

え、どうしよう…

心の準備ができてないよ…!

ピ-ンポ-ン

は、はやい…

「…はい」

久しぶりに顔みたなぁ

「卒業おめでとう」

そういわれたのでありがとうございます、と返事をして中へ入れた

「俺さ、前言ったよね?卒業するまで返事まつって」

それを言われたのが夏休み、

かなりのあいだみんなと関わってなかったのかぁ

「あなたの本当の気持ち聞かせて?」

そう優しく問いかけられた。

「…わ、私は…多分シルクさんのこと好きなんだと…思い、ます」

初めて告白的なのしたよ…

「でも、告白してきてくれたのに私に隠し事したり、私の友達と仲が良くなってて…ホテル…で見かけたからその子目当てだったのかな…とか…」

思い出すと胸がキュッとなる。

「そっか。俺はまだあなたのことが好きだよ。」

そう言ってもらえるだけでいまは十分だった。

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