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第1話

第一章【死の通告】
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2017/12/31 03:59
あの日のことを、私はいつまでも忘れない。
いや。忘れられないと言ったほうがあっているかもしれない。

その日、私はあなたに呼ばれて家まで言った。
電話から聞こえたのは深刻な声のトーン。
「別れ話なら聞きたくないよ」そう口を開いた私。
「違う。」そう言われて少しだけホッとした。

そして電話を切って、私は彼の待つ家へと向かった。

「で?話って何??そんな暗い顔して(笑)」
「、、、」
そう無言で渡された1枚の紙。
そしてそれを読んだ瞬間、私は固まった。
「なに、、これ、、、」
その紙には診断結果と書かれていた

診断結果
笹原 陸斗 ササハラ リクト
22歳 血液型O型

診断結果: 肺がん ステージ4


「息切れがすごくて、病院で検査してもらったんだ...それでさっき検査結果をもらったんだ。」
「ねぇ、嘘だよね...」
現実だとわかっているのに急にこんなつらい現実を突きつけられて、嘘だと願っている。
でも、心のどこかではわかっている。これが現実だということに。
私は知っていた。肺がんがどういう病気か。
父が医者のおかげで、ずっと前から医学や病気に関係することには普通の人よりも知識はあった。
肺がんのステージ4はかなり危なく、手遅れにほぼ近い状態。
5年後の生存率は低い。
転移すれば、年数は低くなる。
「でもさ...治るよね!きっと...」
やはり彼はゆっくりと首を振った。
「だめなんだ。ステージ4だと...俺、もうすぐ死ぬんだ...」
彼自身も信じたくはない。それは私と同じだ。
私はただ、ただ悲しくて悲しくて...それと悔しくて...