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第5話

第三章【心の安らぎ】
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2018/01/17 22:21
『彼がいなくなったらどうするの?』
その自分の問いかけに答えられないまま、時間だけが過ぎていった。
あの後、私は無事に会うことが出来た。
そして何気ない時間が過ぎて、今は家に帰ってきた。
ベッドで寝転んで、その問いかけについて考えていると通知が来た。
玲実(れみ)からだ。

玲実❤❤
玲実❤❤
結衣大丈夫??
玲実❤❤
玲実❤❤
今日なんか変だったよ??
やっぱり気づかれていたみたい。
クラスにいた時はあえて声をかけて来なかったらしい。
やっぱり玲実は優しいな、、、
けど心配はかけたくない。
あなた

ごめんね。全然だいじょぶだから。

玲奈のはそこから返事を返さなかった。

____________________________

次の日の休み時間、玲実に連れられて屋上に出る。
なんとなく理由はわかっていたけど...
「なに?急に。」
まるで何もわかっていないフリをする。
『何じゃないでしょ?昨日は明らかにおかしかった。』
「だからなんもないって!!」
自分でもびっくりするほど大きな声が出てしまった。
そして同時に玲実は微笑んだ。
『そういうときは絶対なんかあるんだよねー。何年あんたといると思ってるの?』
そう言われた瞬間、涙が溢れてくる。
そして玲実は私をやさしく抱きしめる。
私が泣く音ではっきりとはわからなかったが、玲実はこう言った。
『強がらなくていいんだよ』
ああ...やっぱり玲実にはかなわないなぁ。

そこから私はすべて話した。彼が病気になってしまったこと、そしてその命ももうすぐで尽きてしまうことを。

『そっか...辛いよね...それは。』
「うん...自分でもどうしてあげればいいかわかんなくて。」
『でも、寄り添ってあげるのが一番なんじゃない?』
「え?」
意外な言葉が帰ってきて驚いた。
『特別なことはせずに、ずっとそばに居てあげるのがベストなんじゃない?
あんまり気を使いすぎると相手も嫌じゃん。』
さすがだなと思った。
相手の気持ちも考えて、なおかつ自分の意見も尊重してくれるとこ。
やっぱりいい相談相手だなー
「そっか...ありがと...やっぱ玲実に相談してよかった!」
『なんかあったらいつでも言ってねー』
「うん...」
少し照れながら答えた。
『よし、じゃ教室戻るか!』
「うん!」
少し不安な気持ちが和らいだ。
今までの足取りとは違って、少し軽かった。

教室の前まで来た時、異変に気づいた。
クラスが騒がしく、変に混乱していた。


第三章 END

【新しい人物が増えたので登場人物表に追加しておきますね〜】