第5話

534

2022/09/09 04:09

まい

ていうか、玉森くんどうしたの？

玉森裕太

あー、みんなで帰ろうと思って誘いにきたの

まいか

あなた、まい
あれ、玉森くんだ
もしかして歌ってたのあなたと玉森くん？

あなた

（頷く）

まい

片付けないと

あなた

（フルートを片付けて、バックにしまう）

まい

あれ、今日持って帰るの？

あなた

うん
練習したいから

まい

そっか
ってことは今日は施設？

あなた

うん
明日お休みだし

まいか

久しぶりに行きたいな

まい

確かに

あなた

確認しとこうか

玉森裕太

俺も行ってみたい

あなた

へ？

玉森裕太

いや、無理だったらいいよ

（携帯がなる）
何？

藤ヶ谷太輔

おい、いつまでかかってんだよ

玉森裕太

ごめんごめん
今から行く

（電話を切り）行こう

下校路

あなた

明日いいってさ

北山宏光

へー
そうなんだ
行きたいね

あなた

多分いいと思うけど、あんまり大声出さないでね
子供たちびっくりしちゃうから

あ、うちこっちだからじゃあね

みんな

じゃあねー

いいねして作者を応援しましょう！

第6話 #5

V6大好き

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。