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吸愛鬼II
🦇
ジャック、お腹大丈夫?空いてない?
ん…500㎖欲しい。
ジャックは私が来てから随分と血を飲まなくなった。最近飲むのはいつも献血用のものばかり…確かに以前のように人を殺すのは嫌だけど、、ここまでだと心配になってくる。
私ね、今19歳だよ…
そうか…
私は何を言ったのだろう。そんなことをジャックに言ったところで、彼の腹が満たされる訳ではない。出会った時はあれだけ獰猛に見えた彼が、今や何人にも手をつけていないのだ…
ごめんなさい…
複雑な気持ちで口から出た言葉はそれだった。
ん?なんで?
あのね、お願いがあるの…
なんだ?
もうすぐね、誕生日なんだ…プレゼント…くれたりする?笑
何か欲しいものでもあるの?笑
私の血…飲んで?
…は?
大人になるの…それに、ジャックに食べて欲しい
心配しなくても俺は大丈夫だ…
私がそうしたいの
そうか…お前は一回決めると曲がらないんだったな。
ジャック…
ならばこうしよう。俺はお前を殺すことはできない…だから、せめて俺の血を輸血してくれ。
私が吸血鬼になるってこと…?
あぁ、そうだ…ただ、吸血鬼になるにも大変なことはある。今まで美味しく食べてきたものが食べれなくなる。それに、昼間は人前に姿を表すことはできない。血だって自分たちで調達しなければ餓死する。
でも、ジャックと一緒にいられるの?
あぁ。
ずっと一緒に?
吸血鬼は血が極限に足りなくなったりしなければ死に至ることはない。怪我もある程度は自力で治せる。
なら、本当にずっといられるの?
言っただろ、側にいろと。
そう言った彼は優しい笑みを浮かべて笑うのだった。
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