プリ小説

第24話

🦇
入学式から休日を挟んでの月曜日。


今日からの本格的な学校生活に心を踊らせる半面で、初っ端から挨拶目立ってしまった事を心配していた。


母は俺が挨拶をしたことに喜んでいた。


小さい頃聞いた話だが、父も母も以前は人間だったらしい。


きっと懐かしくなったのだろう。













学校に着き、靴を履き変えた頃から席に着いて座った今まで、なぜかたくさんの視線を感じる。
やはり目立ってしまったのが大きいのか…


あの挨拶がそんなにおかしかったのか。


やはり気になる。


これからはあまり目立たないようにしなきゃ…
???
黒羽…であってる?
急に話しかけてくるその声。


気さくで明るい声だった。
鑾
あぁ、うん…
麗音
俺は麗音!
席、隣だしよろしくな!
鑾
俺は鑾。よろしく、
正直、とても驚いた。


今まで大抵の人が、俺の誰も近づけないようにしているのを読み取ってか、話しかけてこなかったからだ。
麗音
おう!
そう言うと彼は満面の笑みでピースをした。


こいつには人が寄ってくるな。


少し羨ましくも思った。







昼休みまでの4時間、やはり俺は視線を集めているようでならなかった。
麗音
おーい!鑾!
飯食おうぜ!!
鑾
おー、いいよ。
今日一応パン持って来といて良かった…


てか、マジか。


こいつガーリックライス食べてやがる…


ニンニクの匂いを気にしながらも、ご飯を食べる。
麗音
そーいえばさ、お前入学早々有名だよな
鑾
え?俺?
麗音
そー。
鑾
やっぱりかよ…
麗音
気づいてた?
鑾
朝からすごい視線感じてたからさ…
麗音
面白いくらいみんな見るよな笑
鑾
そんな挨拶変だったか?
麗音
は?
挨拶が変で有名になったと思ってんの?
鑾
他に何があるんだよ
麗音
マジかぁ、鑾ちゃん…
こいつ…笑


何が言いたいんだ。
鑾
マジで分かんねぇ…
麗音
顔だよ。
鑾
は?
麗音
イケメンっていうので有名なの!
鑾
誰が?
麗音
いや、お前以外誰がいるんだよ
鑾
マジか…
麗音
顔に夢中で挨拶なんて聞いてねーよ笑
鑾
挨拶なんてしなきゃ良かったよ…
麗音
モテる奴はツライな笑
鑾
目立ちたくなかった…
麗音
その顔じゃ無理だな、
ほら、またお前見るために集まってきた
あぁー、もう本当にマジか。


中学までみたいに髪長いままにしとけば良かった。

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