第3話

一つ目の怪異 【魔の手】 中
204
2017/12/23 04:47
※前回のあらすじ
私たちは、遊び半分で怪異を怒らせてしまった。
そのために、死者が1名でた…。
そして、亜理紗の親友、楓葉に会った。
楓葉
楓葉
これからどうする??あなた
ずっとここに留まっておくのもなんだし…
少し、動く??
あなた

うん。そうだね。
少し、動こうか。 ここにいたら、危ない。
【魔の手】がまた帰ってくるかもしれない。
それと、あまり音はたてないように進もう。

楓葉
楓葉
【魔の手】??
あれは、【魔の手】って言うの??
確かに…怪異が怒ったから出てきた化け物だよね。
そんな名前になるのも、おかしくないか…
私は、早く行こうと、楓葉に言った。すると、

くるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!

叫び声が聞こえた。まずい…っっ!
私は楓葉の手を引張る。
楓葉
楓葉
え!?行くの!?
なんで!!行ったら死んじゃうかもよ!!
あなた

行かなかったら、あいつはどうなるんだよ!
自分が死ぬより、あいつが死んだ方がいいのかよ!!
そんなのは、おかしい…っ
私達…みんな生きて帰るんだ!!もう、死者は出したくない!

楓葉
楓葉
もう…??
ていうことは、誰か死んじゃったの!?
それを見てたの!?ねぇ、誰が死んだの…!!
ちっ…
めんどくさい事になった…。流石に亜理紗が死んだなんて、楓葉には言いたくない。…とりあえず、助けなければ…っっ

私は、走り去る。
楓葉が【待って…っっ】と大声で叫んだのも無視をした。そして、すぅ…と息を吸いこんだ。
あなた

おいっ!!化け物ぉ!!
お前の相手は私だろ!!襲うなら、私にしろ!!

すると、【魔の手】は、振り返った。
一瞬、ビクッとなったが…今は大丈夫だ。
怪異【魔の手】
怪異【魔の手】
グギぃ…
相手…?? 魔ノ手??
ボクは、そんナ名前ヂゃなィ。
君ハ誰??ボクの知ってィル人物なノ??
そう呟くと同時で、魔の手は私に近づいてきた。
目も見えない、嗅覚も聞かない…耳だけいい化け物。
こんなの簡単に倒せる。
…なんて、思ってた私が馬鹿だった。
あなた

…!?!?
は…やっ!!

魔の手は、一瞬で私の目の前にきた。
その時に、私をつかもうとしたが、すぐさま避け右腕だけを掴まれた。そして…

バキッ…

私は右腕を折られた。
声にならない叫び声をあげた。
でも、涙は出なかった。 少し、いらっとしたのだ。
自分でも、なんでだろうと思ったりもしたが、考えるのは、時間の無駄だ、そう思い片方の腕で魔の手の指を思いっきり掴み、そして…

ボキッ…

反対側に折った。
魔の手は痛みに耐えられず、叫び出した。
やっと…やっと思い出した。魔の手の倒し方。
それは、五本の指をすべて反対側に折ること。
放送
放送
今回の死亡者はいません!おめでとうございます!
いやはや、驚きましたねぇ…
まさか…ここに【前回の生き残り】がいるなんて。
でも、ここにいるってことは、記憶を消されているということでしょうね。
まったく、あの人は何を考えてるんだか…。
それでは、次回の死亡者は、誰でしょうか。
楽しみですねぇ~(ニヤア)






※主からのコメント
第3話、どうでしたか~??
面白かったですか~??
今回は、なんのことを話しましょうかねぇ…
あ!そうだ!!次回作の2つ目の怪異を募集しましょうかね!集まらなかったら、自分で全力で考えます!
あ、出来れば倒し方も書いてくれた方がいいですね!
書かれてない場合は、私が考えますので!
よろしくお願いします!!

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