1人が死んだ。
杏葉は、両手足を切断…李依は片腕を切断。
流石の私でも、震えた。
私は、とうとう怯えて立てなくなってしまった。
白亜がそう言う。
私は、その一言で勇気をもらえた。
私はお礼をいい微笑んだ。白亜は少しだけ顔が赤くなった。
そう呟くと、怪異神は甲高い声で笑った。
怪異神は、背負っていた剣をもう一本取った。そして、ちらっと李依をみた。
…!?
怪異神が…見えてる?
響輝は、はっとして口を抑えた。
凛は、呆れていた
凛は、頷いた。
そして、謝った。
2人は、同時に頭を下げた。
でも、私は二人を責める気は無い。
戦力が増えただけでも嬉しいものだ。
藍の叫び声と同時に
ゴキッ…グジュッ…ベチャッ…
なにかに食われるような音がした。
私達は、この瞬間で殺気が芽生えた。
詩織が藍に近づく。
でも、その近くには怪異神がいた。
ザクッ…ベチャ ベチャ ベチャッ
詩織の体が細かく切り刻まれてた。
臓器も同じく切り刻まれていた。
だが、心臓だけは切られなかった。
その心臓を怪異神は手に取った。
響輝、凛、白亜、快斗が見ていた。
そして、*****は、言った。
4人は考えたが、「そういうことか」とボソッと呟いた。
そう笑顔で微笑み、怪異神に告げた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。