第11話

デス・ゲーム
118
2018/02/03 01:42
1人が死んだ。
杏葉は、両手足を切断…李依は片腕を切断。
流石の私でも、震えた。
あなた

友達が、殺されていく…
みんな…いなくなっていく…

私は、とうとう怯えて立てなくなってしまった。
白亜
白亜
なにしてる、あなた
ここで怯えてたら、お前の友達もっといなくなるぞ。いなくなって欲しくないなら助けたらどうだ。助けられるのは、俺ら3人しかいないから。
白亜がそう言う。
私は、その一言で勇気をもらえた。
私はお礼をいい微笑んだ。白亜は少しだけ顔が赤くなった。
快斗
快斗
まぁ、白亜の言う通りだな。
これ以上は殺させねぇよ。
そう呟くと、怪異神は甲高い声で笑った。
怪異神と名乗る者
怪異神と名乗る者
ふふっ、面白い。
ならば、止めてみよ。
怪異神は、背負っていた剣をもう一本取った。そして、ちらっと李依をみた。
李依
李依
ひいっ…
響輝
響輝
李依…!逃げろ!!
…!?
怪異神が…見えてる?
響輝は、はっとして口を抑えた。
凛
なにやってんの…このバカ。
凛は、呆れていた
凛
でも、もうちょっとで僕も口が滑りそうだったし、別に大丈夫だよ。
渚
え、凛。
もしかして、見えてるの?
凛は、頷いた。
そして、謝った。
凛
ごめん。
隠しとくつもりはなかったんだけどね。
響輝
響輝
俺も…ごめん。
2人は、同時に頭を下げた。
でも、私は二人を責める気は無い。
戦力が増えただけでも嬉しいものだ。
藍
ひぃ…っっ!!
きゃああああああああああ!!
藍の叫び声と同時に


ゴキッ…グジュッ…ベチャッ…

なにかに食われるような音がした。
怪異神と名乗る者
怪異神と名乗る者
ふい~、やはり人間は美味いもんだな。
それに、この子誰かわかんないが、すごく甘かった。不思議だ。
私達は、この瞬間で殺気が芽生えた。
詩織
詩織
藍…ちゃんっっ!!
なんで急にいなくなったの!?
藍ちゃん…藍ちゃん…っ
詩織が藍に近づく。
でも、その近くには怪異神がいた。
快斗
快斗
詩織…っっ!!
そこから離れろっ!
詩織
詩織
え…?



ザクッ…ベチャ ベチャ ベチャッ
詩織の体が細かく切り刻まれてた。
臓器も同じく切り刻まれていた。
だが、心臓だけは切られなかった。
その心臓を怪異神は手に取った。
怪異神と名乗る者
怪異神と名乗る者
無様だな。
我のことを見えぬ奴が向かってくるとは。
斬られると知って来たのと同然だな。
あなた

…す。殺すっ!殺してやるっ!
必ず私が殺してやるっっ!肉片も骨も臓器も全部残らず斬ってやるっ!

???
???
…残念だが、怪異神ここで終わりだ。
我が見えているやつ、おるだろう?
響輝、凛、白亜、快斗が見ていた。 
そして、*****は、言った。
???
???
お主らは頑張った奴に最後なんというか?
4人は考えたが、「そういうことか」とボソッと呟いた。
4人
お疲れ様でした。
そう笑顔で微笑み、怪異神に告げた。

プリ小説オーディオドラマ