第10話

怪異神との決戦
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2018/01/22 10:33
…くねくねを一撃で仕留めた怪異神と私達は、戦う。しかし、怪異神は、私達3人にしか見えていない。どうやって戦えと言うのだ。
明彩
明彩
何もわからないけど、やばいってことだけは分かるわね。
詩織
詩織
あなた、どうするの?
たしか、貴方達3人にしかみえてないんだよね。
あなた

たしかに…なら、みんな下がってて!
私たちがやるから…!

私は、そう呟く。
すると、怪異神は甲高い笑い声を響かせる。
怪異神と名乗る者
怪異神と名乗る者
無駄だ。
お主らには、消え去ってもらうぞ。
怪異神は、ひとつ刀を抜いた。
それからは、とてつもない妖気が感じられた。1回斬られただけで死ぬ…そう思ったのだ。
緋彩
緋彩
…なんだろう…この感じ…
変な気分なんだけど…
喜一
喜一
確かに…
空気がおかしい…この場を離れないと…
…そうか。
姿が見えなくても、妖気だけは感じられるのか。
???
???
来るぞ!!
*****がそう叫ぶ。
目の前を見ると、怪異神がいた。
あなた

うわ…っ!?

ぎりぎり避けた…が
後ろには、李依がいた。
李依
李依
きゃあああああああっっ!
いた…いよ…痛いっ!
李依の片腕は何処かへ消え去ってしまった。
周りはパニックになった。さすがの白亜でもいつものサイコパス症状は出なかったようだ。
杏葉
杏葉
大丈夫か!?
…どうなってんだよ…!
怪異神と名乗る者
怪異神と名乗る者
…BAD END(バッド エンド)だ。
そう呟くと、李依の腹を真っ二つに切り裂き、杏葉の両腕両足を一気に斬った。
杏葉
杏葉
う…ぁぁぁぁぁぁぁっ!!
もがき苦しむ杏葉。
それをみていた周りの人々は、初めは、何が起こっているかわからなかった。だんだん理解してきて逃げ出した。
苺虹
苺虹
死にたくないよぉぉ…!!
紗英
紗英
だ…ダメです…!!
そっちは…
紗英がいつもより大きな声で叫ぶ。
その声に、驚いた苺虹は目の前をみて愕然とし、数秒後に血飛沫をあげた。
怪異神と名乗る者
怪異神と名乗る者
ふん。
逃げたら死ぬぞ。我が来る前に周りに罠を何百と仕掛けておいた。
苺虹がいた所をじっと見つめると、そこにはその場から動かない普通の倍以上の大きさをする猫がいた。手についた血をぺろぺろと舐めていた。
怪異神と名乗る者
怪異神と名乗る者
DEATH GAME(デス ゲーム)の始まりだ。

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