「あーあ奈々にバレちゃった…」
「奈々ってば超鋭いんだから!まぁ流石にだれにも言わないよね!!」
「キャーーー!!!!!!!」
「わっ!?!何々!」
女子たちの悲鳴の先には、彼方先輩がいた
「あっ!彼方先輩だ!!だからあんな悲鳴のあげてたんだ、何事かとおもったww」
「でも、あの女子の量じゃあもう近づけそうにないなぁ〜〜」
彼方先輩の周りを囲むようにしてたくさんの女子がいた
「ここからでも見えるし、ここでコッソリみとこ♪」
「はぁ〜♡やっぱりカッコいいなぁ〜〜彼方先輩」
そんな先輩に見惚れていた、にいなはあることに気がついた
「あれ?今先輩すっごい嫌そうな顔になってたけど気のせいかな??」
キーンコーンカーンコーン♪
「あっ!予鈴だ!!戻らなくちゃ!!!」
…そして放課後
「ヤバイヤバイ!!!」
「帰りの用意ゆっくりしてたら遅くなっちゃった」
すると階段から声が聞こえてきた
「あれ…彼方先輩の声がする…」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!