起きたはずなのに、なぜか目の前が暗い。
そう言ってマサイは私を起きあがらせて
手を繋ぎ、テーブルに着けば座らせた。
目の前にはなんと、
ハムととろけたチーズが挟まったサンドイッチと
レタスやトマトなどの入ったサラダ...等など
...いや待てよ?
マサイがこんな事、珍しい...
ま、いっか
―――食べ終わり、片付けをしていた、
その時
私の中で何かが動いている!
すかさずトイレに行こうとした、その時
私の行動を見破ったかのように
マサイがバックハグしてきた。
この人には逆らえない。
何をするのか分からないから。
耐えるしかない...
ピンポーン
急に動きだした!?
―――私はウズウズしながらもなんとか
カメラをセットした。
シルクとマサイが喋っているうちにも
もう2回も絶頂に達した。
気持ちいいんだけど、何かが、足りない...
バイブじゃ物足りない...!
ピンポーン
―――私は今は自分の部屋に居る。
まだまだ撮影は終わりそうにないので、
ちょっとだけ...
なんとかバイブを外せた。
まだ動いている。
やっと地獄から解放された。
―――撮影が終わり、みんなはリビングで
ゆったりとしていた。
マサイが向かった先は...マサイの部屋だった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。