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第4話

肌寒くて熱くて。
クラスには少しずつ慣れてきた頃。
修学旅行が6月にあるため
4月から準備に取り掛かっていた。


班決めで決まった班の子と
2泊3日の予定を立てなければならなかった。
希望は班長を務めていた。希望の班は女子4人。
この人数なら平気だと感じ、希望自身が班長をやると言った。


「班ごとに席移動をしろー。」

先生の指定した席に移動を始める。
希望の座る席は穂貴の席だった。
一瞬戸惑ったが席についた。

何度か班活動を重ねる毎に戸惑いなどは消えていった。


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「今日は身体検査だ。女子が先に保健室へ。終わったら修学旅行の予定を立てる作業へ。男子はその後だ。」

検査が終わり希望は作業へ取りかかった。
学校ジャージではまだ少し肌寒い風が吹いていた。


──バサッ


不意に視界が暗くなったがすぐに明るくなった。

「え...?」

何が起きたのか一瞬分からなかった。

「キャー」

周りの女子の声。


そして、
「悪い神崎。ジャージ預かってて。」
穂貴のいたずらっぽい笑顔。


穂貴の後ろ姿をみながら


──僕、今。穂貴のジャージ着てるんだ。


そう思った瞬間、耳が熱くなるのを感じた。
周りの女子にばれないように冷静になるのに必死だった。


穂貴の香りに包まれて熱くなった希望を
肌寒い風が優しく冷ましてくれた。