第2話

入部しますっっ!
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2017/12/24 03:57
遥先輩
君ら1年生だよね?どうした?
突然後ろから声をかけられ振り向くと、そこにはイケメンで長身の先輩(?)が立っていた。

バスケ部の練習着を着ているから、たぶん2、3年の先輩だろうと思う。
あなた

えと…入部希望者です!あの、マネージャーがやりたくて!

そう言って、「しまった」と思った。

それまで黄色い声援を飛ばしていた先輩ファンの人たちの目が私に向けられる。
先輩ファン①
なにあれ。
先輩ファン②
マネージャー?何言ってんのこのコ。
先輩ファン③
アイツもそうだったよねぇ。ほら…噂をすれば…
早希さん
遥くん。はい、ドリンクね。
ファンの人たちの目も気にせず、一人の女子マネージャーが遥先輩と呼ばれる人にドリンクを渡す。
遥先輩
おう。サンキュ。
先輩ファン 一同
なにあれぇぇ‼︎‼︎
先輩ファンの人たちは揃って悲鳴をあげ、やがて体育館をでていった。
早希さん
マネージャー希望だっけ。キャプテンからオッケーでたよ!
ニコッと笑みを向けられ、ドキッとする。

優しそうな人…
あなた

あ、ありがとうございます‼︎
改めて、バスケ部に入部しますっっ!

早希さん
うん。よろしくね。
遥先輩
大変だろうけど、ここにいる早希マネがいろいろ教えてくれるからさ。がんばれ。
あなた

はいっ!

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