第2話

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2,020

2017/12/24 08:18

｢はぁ〜今日も疲れた、｣










普通に仕事をして










普通に誰も居ない家に帰る










はいはい非リアですよ！










いつもその繰り返し










でも今日は違った










『わんっ。』










という高い鳴き声が聞こえて










後ろを見た










｢お？｣










ちっちゃいわんこがいた










ゴールデンレトリーバーかな？










『わんっ。』










足元に擦り寄ってくるこのわんこ










｢どした？

こんな汚れて、｣










この子の毛は本当は金色なのは分かるけど、










表面は泥だらけだった










撫でてあげると










気持ちよさそうに目を閉じた










｢可愛いなぁこの野郎っw｣










でももう家帰らなきゃ、










｢ばいばい｣










軽く手を振って歩き出した










けど、










『わんっ！』










なぜかわんこはついてきた










｢ちょ、なぁに？｣










黒目しか見えない










くりくりの目で見つめられたら










もう連れていきたくなっちゃったw










どうしよw










｢もう君うち来る？w｣










『わんっ！』









｢え、マジかw｣










まるで言葉を分かってるかのように










嬉しそうに返事をした