次の日
「ん、?」
誰かに頭を撫でられてるような感覚がして
目が覚めた
寝起きで視界が霞む
ん?
お腹に手を回されて
抱きしめられてる、?
「んん?」
すんすん。と匂いを嗅ぐ音がした
その方を見たら、
知らない男の子?がいた
にっ!と笑って言った
『おはよぉ!』
「ぎゃあ!?」
え、え?ええぇ!!?
待って!ねぇ、誰!?
『そんなびっくりした?w』
するよ!誰!?
「え、誰誰!?
えっ、ちょっと離して!」
『いやっ!』
余計にぎゅー!っと抱きしめられた
「ちょっと、」
『なぁ名前なに?
俺のぞむ!』
「のぞむ?」
『おん!』
「あ、そう」
『名前なに?』
「え、あなた」
『あなた!そうなんや!』
「で、いつまで抱きしめてんの?」
『ずっと!』
それは、
「これから仕事なの
準備するから離して?」
『え〜、分かった、』
しぶしぶではあるけど離してくれた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!