第8話

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2017/12/27 00:31
定時





私はいつも定時に帰る










別に上司になんか言われるわけでもないし










愚痴をボソッと言われるわけでもない










普通にゆるっゆるの会社なだけ










桐「一緒に帰ろうやっ」










照史くんも定時に帰るタイプの人










家の分かれ道まではいつも一緒に帰ってる










だから、










付き合ってるとか噂されることもあるけど










付き合ってないから!









ほんとに!










うん、










桐「ほんまに平気なん?」










「ん?」










桐「言いたいこととか、無いん?」








「、、うん無いよ?」










桐「そっか

あ、あなた今日飯行かん?」










「あ〜行きた、

ごめん今日は無理だ、」










桐「え〜、まぁ用事あんならしゃーないな!

また行こうな!」










「うん!」










ちょうど分かれ道まで来た










桐「じゃあまた明日な!」










「ばいばい」










手を振って自分の家に歩き出した










ガチャッ










「ただいm『おかえり!!』

ぐぁっ、」










いきなり巨大な影が目の前に飛び込んできた










「ちょ、抱きしめんのはやめて、

苦しい、」










『待ってたで!』










「はいはいありがとうね」










『おん!』










部屋に入るとぴったり私の後ろをついてくる










「あの、普通に座ってていいんだよ?」











『やって、あなたにかまってほしいもん!』




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