???
『なぁ淳太くん
俺人間になりたい』
淳「何言ってんねん 今人間やん」
『ちゃうねん!
こんな体質ちゃうくて、
ずっと人間でいたいねん』
淳「は〜、なるほどな
でもなんで急にそんなこと言うん?
好きな人でもできたん?」
は、勘働きすぎやろ、
『、、、』
淳「え、ほんまにそうなん?」
『いや、それは、まぁ、えっと、』
淳「全く、
ほんまはあかんて言われてるんやけどな」
淳太くんは引き出しから
小さい瓶を取り出し俺に放ってきた
小「おわっ、」
淳「ほんまにちゃんと決めたら
決めた方考えて飲めばずっとそのままや」
小「分かった
おおきに!」
淳「おう」
これで俺も人間や!
、、でも、あなたはどう思うんかな、
俺がずっと犬やった方が、
あなたは楽なんかな、
、、、
さっきまでとは打って変わって
とぼとぼと家に帰った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!