『あなたは俺のやし!
照史くんに取られたないし!』
「あ、えーっと、」
『あなたは俺のこと好きちゃうの?』
そりゃあ、
「、好きだよ」
『なのに、
照史くんと付き合ってまうの?』
全く、このわんこは、
「はぁ、
私の方が望から離れられないみたい
それに、
でっかい犬の
お世話もしなきゃいけないしね」
すると望は唇を尖らせて
『もう犬ちゃうし、』
と言った
「え?もう犬ちゃう?」
『俺もう犬ならへんから!』
「そうなんだ、
まぁ性格はずっと犬でしょ?w」
でも照史くんに謝らないとな
次の日─
照史くんの家に行った
ガチャッ
桐「おはようあなた^^*」
「おはよう照史くん、あのね、
黙ってたんだけど、望は弟じゃないの
それで、私ね、」
桐「、!
ははっ、
全くあなたも望のこと大好きやなぁ
ええよ 俺応援するから」
照史くんは
全てを分かってたようにそう言った
きっと、分かってたんだ、
「ありがとう照史くん」
桐「ええねんええねん!
じゃ、気いつけてや帰りや?」
「うん、またね」
照史くん、
やっぱり優しいな
頼りになるよ、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。