プリ小説

第8話

よくある話~JM~2
その夜、

あなたからカトクが来た。



“私、明日ジン先輩に告白する”



いきなりで凄く驚いた。

何にせよ、いつも勇気が出なくて、

自分の気持ちをはっきり伝えられない奴なのに、

何でジンヒョンにだけ。



『ジンヒョンに告っても、意味無いのにっ…』



文章では伝えられない気持ちが、

声に出てしまう。


でも俺は単なるあいつの幼馴染。

応援してあげなきゃいけない。



”頑張れ”



そう表すことしか出来なかった。











次の日。


あなたがジンヒョンに告るのは、

放課後、体育館裏で言うらしい。


授業中もずっとその事が頭から離れなくて

集中なんかできなかった。





放課後



「じゃあ行ってくる」


引き止めることは出来たはず。

でも、


『頑張ってこいよ』


そんな風にしか言えない。

俺はなんて情けない男なんだ。


あなたは体育館裏へと行った。














夕日がオレンジ色に輝き、

無駄に綺麗な景色をつくる。



その向こうには、

重い灰色の雨雲がこちらに近づき、

輝きを隠していく。




じっとその空を見つめ、

自分の気持ちと照らし合わせていく、


夕方、雨予報の日。

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ひかり
ひかり
Maybe I'm in your maze. 過去作はこちらかプロフィールから。 ✏︎「王様」→完結 ✏︎「사랑」→不定期更新、短編 ✏︎「恋心の行き先」→連載中 ✏︎「ジョングク先生」→完結 ✏︎「Reader Canvas」→リクエスト小説