無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第3話

LOVEYOURSELF~JK~3
あれから俺は、

彼女に元気になった姿を見せるため、

リハビリに懸命に取り組んだ。

そのせいで、

最近はなかなか彼女のもとへ行けてない。

寂しい。

彼女のもとを離れたのは俺の意思なのに…



俺があなたのもとを離れたのは理由があった。


「グクのバスケしてるとこ見たい」


彼女がそう俺に言ったのは、

会って、数日経った頃。

俺がバスケやってたって事を教えたら、

そう言った。


だから俺は、

嫌だったリハビリも頑張ることにして、

あなたにいち早くバスケをしてる姿を

見て欲しかった。


だけど、どうしても疲れてしまって、

疲れている時にあなたに会うと、

どうしても素っ気ない態度をとってしまう。

それであなたを傷つけたくなかったから、

俺は、


「リハビリに専念するから、ちょっとの間会えない。ごめん」


とあなたに言った。


「どのくらい会えないの?」

『二週間くらいかな』

「私がリハビリステショーンに行くのも駄目?」

『うん。ごめん』

「そっか。リハビリ頑張ってね」


そう言った彼女は、

どこか寂しそうだったのを、

俺は気づくことが出来なかった。






































二週間のリハビリが終わり、

すっかりもとのように、

歩いたり走ったりする事が出来るようになった俺は、

退院も決まり、とても嬉しかった。


何より嬉しかったのは、

あなたに会えること。

早く逢いたい。

いきなり行ったら驚くかな。

驚かせたいな。

そう思って、階段を駆け下りて、

彼女の部屋へと向かった。

あなたの好きな花を持って…



















あなたの病室には

誰もいなかった。

ベットのシーツや布団は、

綺麗に片付けられている。


ベットの隣の棚にある、一つのメモ。


「ちゃんとお別れ言えなくてごめんね。バスケしてるところ見たかったけど、私の命は言うことを聞いてくれないみたい。仲良くしてくれてありがとう」
















「大好きだったよ」










後でナースステーションに行き、

看護師さんから聞いた。


一昨日の夜、亡くなったそうだ。


何も思えなかった。


浮かんでくるのは、

あなたの生きていた時の笑顔だけ。


俺は廊下を歩きながら、

あなたが遺したメモにもう一度目を通した。




何度見たって、読み返したって、

現実は変わらない。



俺があの時、

あなたと一緒にいてやれたら、

変わってたのかな。



せめて、最期の時を、

一緒に過ごしたかった。

俺は、あなたのそんな存在にもなれていなかった。






あなたのいないこの世の中に、

生きている価値などない。



「あなた…俺もそっちに行くよ」



気付けば、俺の足は、

病棟の屋上まで進んでいた。



最後にもう一度だけ

メモを読み返した。


何も変わることは無い。


そう思ってた。



俺はメモを裏返した。



目に入ってきたのは、












「私の分までちゃんと生きてね」

「私の命はあなたの命でもあるの」

「空から見守ってる」



はっとした俺は、

屋上の手すりにかけていた片手を

手すりから離した。



涙が溢れ出す。












俺はあなたの分までちゃんと生きる。


ちゃんと見守っててくれよな。


お前がこの世の中から消えても、


俺はお前を世界一愛してる。




そう誓を立てた。


_end















すみません。

loveyourselfのグクの話がとっても印象的で、

書きたかったので書きました。

(なので全然まとまってません…)


今回のグクの話はこれで終わりです。

まだ短編続くのでよろしくお願いします!

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

ひかり
ひかり
Maybe I'm in your maze. 過去作はこちらかプロフィールから。 ✏︎「王様」→完結 ✏︎「사랑」→不定期更新、短編 ✏︎「恋心の行き先」→連載中 ✏︎「ジョングク先生」→完結 ✏︎「Reader Canvas」→リクエスト小説
恋愛の作品もっと見る
公式作品もっと見る