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第17話

若い警察官__2



連れてこられた場所はマンションで

階は4階の412号室。



部屋の中は普通の景色。

ソファにキッチン、リビング、お風呂、寝室…

一通り案内された。



どうしたらいいか分からなくて

その場で突っ立っていたら



『そこ、座れば?』



と言われたので

クリーム色の二人掛けソファに座った。



「あの、なんで私を連れてきたんですか」



素朴な疑問をぶつけてみた。


って言うのは表書きで

私も一応花のJKでして

かまってもらいたくもなるんです。



『…何となく』



警察官は面倒くさそうに呟いた。

この警察官についてきたのが

間違いだったかもしれない。



そう思ってソファに不貞腐れて寝転んだ。



部屋はいかにも一人暮らしですって感じ。

今の若者の部屋ってところ。

あの警察官の顔とかスタイルとかを見たら

普通にかっこいいし

女の一人や二人いてもおかしくなさそうなのに。



「彼女とかいないの」



生活感があんまりない空間と

イケメンさに疑問しかもてなくて

質問していた。



『あぁ、いねぇよ』



その時の表情が少し暗くなったような気がする。

そして言葉の少しの間。

何か大変な事があったのかも知れない。

そう思ったら質問したことに慌てた。



「あっ、そうなんだ。気にしないっ…」

『行方不明なんだよ』



発された言葉に衝撃を受けた。



『三年前、急にいなくなったんだ』



余計なことを聞いてしまった。

でも知りたいと思った。



「みつかってないの…?」

『ああ』

「じゃあ警察をやっている理由って」

『そいつを見つけるため』



その言葉を発した警察官の背中が

すごく寂しく見えた。

その姿を何故か私は

自分と重ねていた。

そして

警察官を助けたいと思った。






↓マスターさんの画像を使用しています。

許可ありです。

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ひかり
ひかり
Maybe I'm in your maze. 過去作はこちらかプロフィールから。 ✏︎「王様」→完結 ✏︎「사랑」→不定期更新、短編 ✏︎「恋心の行き先」→連載中 ✏︎「ジョングク先生」→完結 ✏︎「Reader Canvas」→リクエスト小説
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