第22話

大丈夫。
663
2020/06/28 08:32
裏・カラ松
裏・カラ松
Finaleと行こうか?
カラ松
カラ松
フッ…望むところだ…










💙 🔫 💙














十四松
十四松
ぐっ…
裏・一松
裏・一松
どうした五男。もう終わりかよ…?w
十四松は何度か棒から出た電気を浴びてしまっていたため、思うように身体を動かすことが出来ていなかった。
ゆう
ゆう
十四松っ!!
私は十四松に駆け寄った。
十四松
十四松
来ちゃダメだよゆう…、
ゆう
ゆう
もういいよっ!逃げよ!早く…っ!
私は十四松の腕をぐいっと引っ張るが、十四松はその場から動こうとしなかった。
十四松
十四松
ゆうだけでも…逃げて…っ!
僕が時間を稼ぐから…!
十四松はポケットから黄色い玉を取りだした。
ゆう
ゆう
なに…?それ
十四松
十四松
ちょっと…ドカーンってするやつっす…
ゆう
ゆう
!?
じゃ、じゃあそれを投げて一緒に逃げよっ!
十四松
十四松
ダメだよ…アイツは…こんなんでやられないんだ…、僕が動きを封じていないと…
ゆう
ゆう
でっ、でもっ!!そんなことしたらっ!
裏・一松
裏・一松
コソコソコソコソ何やってんの?w
早くしてよ
痺れを切らした偽一松が口を挟む。
十四松
十四松
いいから…行って…?
ゆう
ゆう
やっ、やだよっ!!
ゆう
ゆう
そんなことしたら十四松がっ…!!
十四松
十四松
僕は大丈夫…だから…ね?
そう言って十四松は、ニコッと笑って見せた。
安心する笑顔に思わず、この状況から逃げてしまいそうになったが頭を振って意識を呼び戻した。
ゆう
ゆう
だめっ!もうすぐ一松が…!
ゆう
ゆう
…!
十四松
十四松
ゆう…?
ゆう
ゆう
…誰かが…こっちに……
十四松
十四松
!!
頭の片隅で聞こえた靴音に、私は意識を集中させる。
裏・一松
裏・一松
おっ…?能力か…?
誰かの…靴音……














━━━タッタッタッ…



















誰…?一松…?










もう少しでこっちに…
























十四松
十四松
ゆうっ!!!
ゆう
ゆう
っ!!
十四松の声にハッと意識を戻した。
目を開けると、すぐそこまで偽一松が近付いてきていた。



捕まるっ!!!

























あれ?
十四松
十四松
いっ、一松、兄さんっ!
ゆう
ゆう
いち、まつ…?
一松
一松
ハア、ハア…ごめん…遅くなった…
目を開けると、そこには一松が私と十四松の前に立ちはだかっていた。
裏・一松
裏・一松
ハッ…w
やっと四男のお出ましかよw
一松
一松
十四松。
十四松
十四松
あ、あいっ!
一松
一松
まだ動けるよな?
十四松
十四松
あいっ!動けマッスル!!
一松
一松
ゆうを連れておそ松兄さん達と合流しろ。
十四松
十四松
分かりやしたっ!!
ゆう
ゆう
えっ!?十四松まだ動けんの…?
十四松
十四松
うーん…さっきよりはスピード落ちちゃうけど大丈夫っ!
そう言うと十四松は、また私を持ち上げて走り出した。
ゆう
ゆう
わぁっ!?
十四松
十四松
一松にーさんっ!よろしくおなしゃす!!
一松
一松
あいよー。



一松は私達に背を向けたまま、早く行けとでも言うよに手をヒラヒラと振った。

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