前回までのあらすじ
能力を持った自分たちを狙ってるやつがいることを知って、手紙を元にイタリアまで逃げてきたあなたとゆう。
ようやく辿り着いたと思った矢先、何者かに路地裏に引き込まれる。
なんと、その人物は職場の先輩おそ松先生。
そしてそこにはなんと、高校時代の同級生のおそ松とチョロ松、カラ松先生まで登場する始末に。
なんだかよく分からないうちに、おそ松先生とカラ松先生はどこかへいなくなってしまった。
能力のことを知っていた先生達に、ずっと忘れていたはずの同級生。
...どういうこと?
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私はあの後、チョロ松の運転する車でこぢんまりとしたカフェへ向かった。
お茶でもするのかと思ったら、トド松の経営しているカフェで、おそ松達のアジトと繋がっているらしい。
今は、アジトに向かうカフェの地下通路を3人で歩いている。
車に乗っている時からずっと私にまとわりついているおそ松を見ると、なんだか落ち着いていられる。
高校時代までのおそ松達との思い出は思い出したけど、卒業して何故おそ松達と別れたのかまではよく分からない。
それも聞きたいが、そんなことより聞きたいことがあった。
そう言ってチョロ松は、目の前にある重そうな扉を開いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。