私はみか。女子1と一緒にシルク君をいじめてた最低なヤツです。
ほんとはね…
シルク君が好きでこんなことしたくないの。
したくないのに…
女子1に逆らったらなにされるか分からないから無理やり仲良くしてた。
最初はいじめなんかないように感じててけっこーなかよくなった時にさ…
シルクって、うざくない?なんか、調子乗って。
は?って思ったよ。
実際シルク君好きだったし、〇〇も好きだって知ってた。
だから毎日一緒に帰ってシルク君のいい所言いながら帰ってた。
裏切られた。
そう思って、その日は家でめっちゃ泣いた。
〇〇に話そうとしたけどやっぱ無理。
女子1から離れようとしても無理。
どうしたらいいの?
もう無理…
そう思って昨日、シルク君を呼び出した。
よし、すべて言うぞ。
はぁー。
言えたけど…なんか違うんだよなー。
言いたかったことと。
シルク君…
何か言いたそうだったし。
私…絶対嫌われてるよね…
好きな人に…
嫌われてるよね
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。