第3話

本当は…
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2017/12/29 07:13
私はみか。女子1と一緒にシルク君をいじめてた最低なヤツです。

ほんとはね…
シルク君が好きでこんなことしたくないの。
したくないのに…
女子1に逆らったらなにされるか分からないから無理やり仲良くしてた。
最初はいじめなんかないように感じててけっこーなかよくなった時にさ…
シルクって、うざくない?なんか、調子乗って。
は?って思ったよ。
実際シルク君好きだったし、〇〇も好きだって知ってた。
だから毎日一緒に帰ってシルク君のいい所言いながら帰ってた。
裏切られた。
そう思って、その日は家でめっちゃ泣いた。
〇〇に話そうとしたけどやっぱ無理。
女子1から離れようとしても無理。
どうしたらいいの?
もう無理…
そう思って昨日、シルク君を呼び出した。
よし、すべて言うぞ。
みか
あ、シルク君!
シルク
あっ、なんか…あったの?
みか
あのね!!慌てないで聞いて! 
シルク
え?
みか
私ね…シルク君のこと…
嫌いじゃないからね!
今までいじめてたのも…女子1に逆らえなかったからなの
嫌だからいじめてたわけじゃないの!
だから…ごめんなさい
許してもらえないだろうけど…ごめんなさい!!
シルク
やっぱり
みか
へっ?
シルク
みかはそんなことする人じゃないって中1の頃から知ってたよ。
だけど…あっ、いや…何でもない…
みか
いいよ…?
全部言って?
シルク
いや…女子1って…最低だね
みか
ね!私大嫌いだもん!
シルク
俺も…
みか
今日は急に呼び出してごめんね
じゃあね!
シルク
お、おう…またな。
はぁー。
言えたけど…なんか違うんだよなー。
言いたかったことと。
シルク君…
何か言いたそうだったし。
私…絶対嫌われてるよね…
好きな人に…
嫌われてるよね

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