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第3話

第3話
 坂の下から見える私がこれから通う学校。双葉高校。
坂の下から見ても、大きいのがよくわかる。
パンフレットでみたよりも何倍も大きい。この辺では有名な進学校らしい。

もちろん私がこの学校にこれたのは頭がいいからとか関係なく、中学のとき入っていた美術の推薦。


学校の目の前まで来ると、まるで桜とピンク色の絨毯が私を迎え入れているように校門の中央を通っていく。

生徒玄関に靴を置くと、新入生を迎えてくれる学生が名簿をつけていた。

「こんにちは、名前を教えてください。」
受付の生徒がニコニコと笑顔で訪ねてくる。
「えっと、桜倉あなたです。」
私が名前を言うと、
「かしこまりました。桜倉あなたさんですね。ようこそ双葉高校へ。
桜倉さんのクラスは3組です。
クラスで席についたら、入学式の説明があるので席についておまちくださいね。」
高校生とは思えないくらいの丁寧な対応に感心した。

パンフレットをもらうと、私はクラスへ向かって歩き始めた。
建設されてからまだ5年しかたっていないので壁や窓がきれいだ。


クラスに入り席につくと、やっと一息つくことができた。
しかし、知り合いのいない私は他の人と違って本を読み始めた。

するととなりの席の女の子が話しかけてきて、
「なぁ、なぁってば!あんた、名前なんていうん?うちは、高坂瑠璃!
よろしくな!」

瑠璃ちゃんは関西の女の子で、お父さんの仕事の都合でこっちにきたらしい。
「えっと、私は桜倉あなた。よろひしくね。」
「あなたでええか?うちのことも瑠璃でええからさ。」
「うん!」





──お父さん聞こえてますか。
私、友達ができました。まだまだ不安なことたくさんあるけど、しっかりがんばるから見ていてね。

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M。
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