真由「あなたぁーー!」
私は真由!あなたとは小5の時に女子野球チームで知り合って、今は同じクラス!
うちはあなたと一緒にいる4人が嫌い。
あ、あなたを抜いてね!ww
あなた「なにー真由ちゃんw」
真由「あなた、元気ないけど大丈夫?」
そう、あなたは最近、香奈美ちゃんたちと距離を置いているみたい。本人達に聞いたわけじゃない。ん?なんで分かったって?そんなの、いつも一緒にいたのに急に1人になったら誰だって分かるよ。
あなた「もー、真由ちゃんには叶わないなw」
真由「でしょ!笑笑」
あなた「うん。笑笑」
真由「んで、どうしたの?」
あなた「実はね…」
うちはあなたから、最近4人から避けられてるということを知った。
その時あなたは泣くのを我慢してるように見えた。
真由「そっか。真由なら、ちゃんと話すよ?」
あなた「そうだよね…話してみる…」
うちも陸上部だけど、校外の硬式女子野球チームに入ってるから、土日の部活は参加してないんだ。だから、月曜日学校行った時はビックリした。
真由「あなたが、咲羅ちゃんと話してる…」
だからうちは、あなたに確認した。
真由「ねぇ、もう大丈夫なの?」
あなた「うん!もう大丈夫だよ!
でもね、これから移動の時とかは1人で行かなきゃダメなんだよね…」
真由「え、どういうこと?」
あなた「なんか、知らないうちに咲羅ちゃんを傷つけてたらしく、しばらくは一緒に行動できないって言われて……」
真由「え、そんなこと言われたの…」
うちはその時、4人からの目線なんて気にしてなかった…
このことが後々、あなたを傷つけることになるなんて…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!