コウSide
あ、よしえちゃん…
コウ君…コウ君は、大丈夫…?
ありがと…僕色々信じられないことだらけで…でも命を救ってくれたあの方の事僕は疑いたくないよ…きっとカールハインツ様には考えがあるんだよきっと…だからそれを聞くまではちゃんと信じていようって思ってるよ…
そっか…良かった…コウ君は、強いんだね!私は偉そうかも知れないけどさっきユーマ君に信じたいけど信じれないって話聞いてコウ君と同じふうに話聞いてみないと分からないじゃんって偉そうに言っちゃった、でも元気出してくれてシュウさんに会いに行くって言って行っちゃった…
そっか…よしえちゃんと考えること一緒だったなんて僕嬉しいな…僕達きっと相性いいんだよきっと♪でも僕より先にユーマ君に会ってたなんてずるいな~!兄弟だって分かってるけどそれでも僕、君のこと諦めないからね!僕に振り向いてよ!嫉妬しちゃうな~ねぇ僕といるのにシュウとかユーマとか他の男の事言わないでよ…お仕置きされたいのかな~?血吸わせて…?
え、え、ちょっと待ってよ~コウ君…ユーマ君だけじゃなくてアズサ君にもあってるよその前に…それにコウ君の後ルキ君の様子も皆の様子見に行こうと思ってたんだ…ユーマ君だけじゃないよ…?!
ああっ~また他の男の名前言った!そんなに僕に嫉妬させたいの~?
そうしてコウ君が不敵な笑顔を浮かべて近づいてきてキバを首筋に当てられて噛まれる…と思ったが…
ふふっ…冗談だよ…吸われると思った…?顔真っ赤にしちゃって本当に吸ってあげてもいいんだよ?♪まあでもやめておいてあげる♪でも本当に君に振り向いて欲しいから他の男の名前いくらルキ君たちが兄弟でも嫉妬しちゃうからそれだけは覚えておいてよね!
コ、コウ君…もう…吸われちゃうと思った…でも、ごめんね…なるべく次から気をつける…あ、それとこれからルキ君の所最後に行こうと思うんだけど…ユーマ君シュウさんの所行ってるからさ…そろそろルキ君の様子見たらカールハインツ様の話聞きに行かなきゃだし…シュウさんと大丈夫だと思うけど一応心配だからコウ君お願い…ユーマ君の様子見てきてくれる…?って…こ、これでも嫉妬しちゃう…?
もう…よしえちゃん、可愛いそんな言い方されたら許したくなっちゃう…それに君を縛りすぎても嫌われちゃっても嫌だし、気にしすぎないで、でも流石に僕といてずっと他の男の話、しか、してなかったら流石に怒るけどね♪それに君がユーマ君の様子見に行くくらいなら僕が行ってくるから大丈夫だよ、それじゃまた後でね♪
そう言うとコウ君は、去り際に私のほっぺに軽いキスをして来て…
ちゅっ♪じゃあまたね♪
コ、コウ君…
よしえは顔が真っ赤になり、ルキ君の部屋に行くまで赤い顔が覚めるように祈りながら歩いて行き…
ルキSide
くそっ…俺は何を信じればいいんだ…
ル、ルキ君…?
あっ…すまない、よしえか…取り乱していたようだ…
う、ううん気にしないで…びっくりだよね…私も何が何だか分かんないけどさ…ルキ君はどう思ってたの…?
俺はあの方に助けられ、俺が兄弟を引っ張って行くんだと頭がいいから俺だけに、様々な事を勉強させてくれた…そしてあの方には逆らえない…たくさんの恩があるとコウ達よりも強く今でも思っている…しかし、今回の事を聞いて信じられない…そしてグールの事は存在自体は教えて貰っていた、しかしまさか隠し子がいて、そしてグールを作ったのがあの方だとは思わなかったんだ…貴族で使用人を馬鹿にしていた俺が言えたぎりではないが…人間を実験の失敗でグールにさせたのに奴隷として使わせることを放っておくのはどういう事なのだろうかと…俺は前からあの方に逆らってはいけない…そして恐ろしい方だと分かっていたのに…今日話を聞いて…余計に恐ろしくなり、従っていかなけれはならないのは分かっているが…本当に従っていていいのかと悩み初めているんだ…
そっか…でもさルキ君…信じたいけど信じられないなら自分の気持ち正直にぶつけて見たらどうかな…?それか…ちゃんとカールハインツ様から話を聞けば信じていいか分かるかも知れないよ…信じられないと思ったらまた話を聞いた後どうして行くか考えればいい…だけど…話を聞いてみないことには何も決められないと思うの…だからまず話を聞いてみようよ…!
よしえは凄いな…自分の気持ちを言えるかは分からないが…話を聞いて見れば気持ち固まるかもしれないよな…ありがとうよしえ…きっとそう言って皆の事を励ましてくれたのだろう?感謝する…それでは話を聞きに行くか…
うん…ユーマ君がシュウさんの所行ったからコウ君に呼びに行って貰ったから戻ってきたら聞こっか…
ああ、そうだな…
そうしてユーマ君が帰ってきてからカールハインツ様の所へ5人で行き…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。