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第1話

貴方と私。
865
2017/12/26 11:19
私はあなた。
私はもう死にたくてしょうがない。
何故かって?私は――――から。
今日私はこの学校に転校してきた

先生
先生
はーい!みんな~!
先生
先生
席についてください!
先生
先生
今日は転校生の紹介です!
どうぞ!入って来てください!
うわぁー。
自己紹介とかいるよね…ほんとに最悪。
先生
先生
はい!
この子は,あなたさんです!
みんな仲良くしてね!
じゃああなたさん自己紹介よろしく!
あなた

私は,あなたです。
よろしくお願いします。

クラスのみんな
よろしくお願いしま~す
ほんとに最悪。
仲良くする気なんかあるわけないじゃん
先生
先生
じゃあ~あなたさんの席は
テヒョンの横だよ!テヒョン!仲良くな!
テテ
テテ
はーいあなたよろしく
うわぁ。よりによって男子が隣か…。
まぁ話さなければ良いよね
あなた

よろしく

先生
先生
じゃあもう授業終わったから
今日は帰りましょう!
さようなら!
クラスのみんな
さよーなら!
はぁ。
やっと学校終わった。早く帰ろ。
テテ
テテ
アッー!あなたちょっと来て!
(腕を引っ張る)
あなた

離してください。

なんなのコイツ。
意味わかんないよ。
テテ
テテ
アッゴメン!
あなたってなんか隠してるよね?
なんなの急に。
私に話しかけてきたりなんなのよ
あなた

なんなんですか。
急に話しかけてきたり,隠してる事とか。
そんな事ないです。

テテ
テテ
嘘でしょ?
あなた。僕も一緒だから。
僕に話してよ!
はぁ?コイツが私と一緒?
なわけないじゃん。友達いっぱいいるし
元気だし。私みたいに―――じゃないくせに。
そう。私は今施設にいる。
理由は…親に暴力を振られて,
ご飯も食べてなかったから。
私は施設でも虐められたり,差別を受けている
テテ
テテ
僕ねッ!
親に2歳の時捨てられたんだ。
えッ…嘘でしょ。
コイツも辛かったんだね。
あなた

私は,ずっと親に暴力を振られたり
ご飯も食べさせてくれなかった。
じゃあ貴方も施設にいるの…?

テテ
テテ
ううん。
施設は違うかな。今は一人暮らし
やっぱりあなたもそうだったんだね!
初めて話した時,寂しそうな顔してたし。
そんなに見てたんだ。
なんかコイツとは話しやすいかも。
あなた

辛く…ない…の…?

テテ
テテ
うん。
ちょっと辛いかな!でも,慣れちゃったから!
あなた泣いていいんだよ?

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