私は氷帝学園中等部ニ年のあなた
性格はかなり冷めていてあまり友達がいない
そんな私は今、面倒事に巻き込まれている
何かバカっぽいのが来たんですけど
いや、暇ですけどね
勿論断りますよ
これで諦めてくれるかな
何て考えたのがバカだった
え、うざいんですけど
しまった...つい言っちゃった
男は私を抑えてもう一人は拳を私に向かって振り上げている
やばい
殴られるっっ
私は殴られるのを覚悟で目をつぶった
......あれ?
全然痛みがこない
恐る恐る目を開けると、誰かが私の前に立っていた
私の前にいた男はナンパ男達に向かってギロリと睨んだ
そう捨て台詞を残して男達は逃げていった
そう言ってその場を去ろうとすると、
と呼び止められた
え?
呼び止められてなにかと思えばいきなり名乗れと言われて
普通そんな風に言われて名乗る人いないと思うんだけど
しかも何か上から目線だし
てかまず名乗るなら自分からじゃない?
そんな私の気持ちを察したのか向こうも自己紹介をしてきた
さぁ、お前の名前を言え
と言わんばかりの顔で私を見てきた
....しょうがないな
そう言って私はその場を離れた
それにしても、あの人、何処かで見たことがあるような...?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。