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第1話

出逢い
2,422
2017/12/27 00:11
私は氷帝学園中等部ニ年のあなた
性格はかなり冷めていてあまり友達がいない

そんな私は今、面倒事に巻き込まれている
男1
君、かわいいね~
男2
暇なら俺達とお茶しない?
何かバカっぽいのが来たんですけど
いや、暇ですけどね
勿論断りますよ
あなた

ごめんなさい
今忙しいので

これで諦めてくれるかな
何て考えたのがバカだった
男1
そんなこと言わずに~
男2
ね?いいでしょー
え、うざいんですけど
あなた

あの、ほんとにやめてください

男1
いいから~
俺らの奢りだしね♥
あなた

やめろって言ってんでしょ
日本語分かります?きもいんですけど

男2
あぁ?
しまった...つい言っちゃった

男は私を抑えてもう一人は拳を私に向かって振り上げている
やばい
殴られるっっ
男1
調子にのってんじゃねぇぞ!!
私は殴られるのを覚悟で目をつぶった
......あれ?
全然痛みがこない
恐る恐る目を開けると、誰かが私の前に立っていた
跡部景吾
てめえら、女相手に手をあげるなんてバカな真似は止めろ
私の前にいた男はナンパ男達に向かってギロリと睨んだ
男1
お、覚えてろよ!
そう捨て台詞を残して男達は逃げていった
あなた

あの、ありがとうございました

そう言ってその場を去ろうとすると、
跡部景吾
待て
と呼び止められた
あなた

何ですか?

跡部景吾
お前の名を教えろ
え?
呼び止められてなにかと思えばいきなり名乗れと言われて
普通そんな風に言われて名乗る人いないと思うんだけど
しかも何か上から目線だし
てかまず名乗るなら自分からじゃない?
そんな私の気持ちを察したのか向こうも自己紹介をしてきた
跡部景吾
俺の名前は跡部景吾だ
さぁ、お前の名前を言え
と言わんばかりの顔で私を見てきた
....しょうがないな
あなた

私の名前はあなたです
ではこれで失礼しますね

そう言って私はその場を離れた
それにしても、あの人、何処かで見たことがあるような...?

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