ななな、何をいってるんだこの人は!!!
え、俺の女って...ええ!?
ちょ、何言ってるかわかんない
目が合って最初にそれ?
私この人に好かれる覚えないんですけど...
いやいや、なに当然のように言ってんの
そんなこと言われても困るし
とりあえず...
そう言った瞬間、告白を聞いていた生徒も先生さえもざわついた
え、断っちゃいけない感じの人なの...?
うわ、何か色々言ってるよ...
やばいやばい
早くここから離れないと
そう思い、立ち去ろうとした瞬間
そう言ったかと思うと跡部はさらに私に近づき、
と耳元で囁いた
流石にこれは私も赤面...なんて事もなく、
そう返したら跡部は少しビックリした顔をして、フッと笑い
と言って去っていった
取り残された私は、もうこれで平穏に暮らせないなと思いながら下駄箱へ向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。