第3話

平穏生活最後の日
1,859
2017/12/26 22:19
ななな、何をいってるんだこの人は!!!
え、俺の女って...ええ!?
ちょ、何言ってるかわかんない
女子1
え!?告白!?
女子2
キャー!やだー(泣
女子3
跡部様ぁー(泣
女子1
てかあの子誰!?
目が合って最初にそれ?
私この人に好かれる覚えないんですけど...
あなた

あの、私達まだ会って二回目ですよね?

跡部景吾
あぁ、そうだが...?
いやいや、なに当然のように言ってんの
そんなこと言われても困るし
とりあえず...
あなた

ごめんなさい...

そう言った瞬間、告白を聞いていた生徒も先生さえもざわついた
え、断っちゃいけない感じの人なの...?
男子1
え、あいつあの跡部さんの告白断ったぞ
男子2
まじかよ、すげーな
女子1
跡部様がかわいそうっ!
女子2
でも私達にとってはいいことじゃない
女子1
あ、そっか
男子3
あの子ほんとすごいな
俺がもし女で万が一告られたとしても絶対はいって言っちゃう
男子1
お前はあり得ねーだろw
男子3
まぁなw
でもあの顔だぜ?
うわ、何か色々言ってるよ...
やばいやばい
早くここから離れないと
そう思い、立ち去ろうとした瞬間
跡部景吾
ふっ、はは
あなた

.......?

跡部景吾
ははははははっ!
面白い!ますます気に入ったぜ
そう言ったかと思うと跡部はさらに私に近づき、
跡部景吾
絶対俺の女にしてやるよ...
と耳元で囁いた
流石にこれは私も赤面...なんて事もなく、
あなた

いやだから、あなたとは付き合えないって言ってるんですけど

そう返したら跡部は少しビックリした顔をして、フッと笑い
跡部景吾
精々俺に惚れないよう頑張りな
と言って去っていった
取り残された私は、もうこれで平穏に暮らせないなと思いながら下駄箱へ向かった

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