跡部部長が来てくれたあとは、警察が来て事情聴取をしたりとなにかと忙しくて、跡部部長と話す時間がなかった
事情聴取も終わって、帰ろうとすると跡部部長が送っていくといってくれた
優しいな
すると、跡部部長が大きい紙袋を持っているのに気付いた
跡部部長は紙袋の中から、あの犬のぬいぐるみを出した
ずっととってたんだ...
想像すると笑えてきた
すると、
今までどこにいたのか、雅兄が歩いてきた
雅兄は私を見て一瞬悲しそうな顔をして、
そう言って頭をポンポンと撫でた
何の事か分かんなかったけど...
そして雅兄は帰っていった
私は、さっきからずっと疑問に思っていたことを聞いた
好きって気付いた途端気まずい...
沈黙が重い...
告おう...かな...
思い出した
あれ、跡部部長だったんだ
あー、そうだった
あ、今好きって言った
やばい、嬉しい//
しまった
つい勢いで言っちゃった
バレたかな...?///
そう耳元で囁かれた
ずるいな、この人は
あれ、反応薄い...?
一瞬何が起こったのか分からなかった
理解できたのは、跡部部長の顔がぼやけずに視界に入った辺り
え、私...今キスした...??
うそ...うそうそうそ!?///
すると、跡部部長はもう一度キスをして
と言った
最初は嫌いだったんだよな
俺様だし私の生活ぶち壊すし...
でも今は...
そして私達は、もう一度キスをした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。