翌日。レレナに言われて朝早く、夏樹くんを呼び出した。
「なに?話って」
「私の親友の、レレナがあなたのことがスキって」
そう言って去ろうとした‥‥。
「おい」
手を引かれた。
「痛‥離して!」
「返事はどうすればいい?」
「知らないよ。離して」
「先生と抱き合ってる所見た。付き合ってるのか?」
「関係ないでしょ。離して‥」
力が強くなってきた。
「痛‥‥。」
「本当のこと言えよ」
「痛い‥‥」
「言えって!」
ドンッ!
壁に押し付けられた。
「言えって‥‥」
「あなたには、関係ない!」
「言えって!」
「何してる」
先生の声だ。
「先生‥‥」
「お取り込み中すまない。佐藤に話が」
手を引かれた。
ドキン‥‥。
「先生‥?」
「残念なお知らせがある。家が全焼した。」
「え‥‥?」
〜三時間後×学校〜
家が全勝した。
「ウソ‥‥」
家族はみんな死んだ。
ショックで声が出ない。
「どうしますか?」
「‥‥」
「住むところ‥‥ですかね」
校長室で、みんなは授業中だけど担任の先生と教徒先生で住むところを相談。
「では、こうしてはどうでしょう。担任の先生の成瀬先生と同居というのは。」
「それは‥」
「住むところが出来るまでです。ね!」
「はい‥‥わかりました。」
ウソ‥‥先生と同居!?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。