そう言えば、あったな。こんな本。途中で母親に止められて、読めなかったな。でも、縛り方は覚えてる。この縛り方。同じだ。あの本と。
じゃあ、誰かがあの本を読んでやった……??
じゃあ、あの本は今どこに……??
____探すしかない。____
優也をその場に寝かせておいて、俺は、走って、物置②部屋にいった。
見ると……そこには、その5冊の本はなかった。
どこにいったんだよ……。誰が…こんなことを…。
ここは呪われてるのかな…。
あぁ。多分これ以上不幸なことなど無いだろう。
あぁ。なんで…神様は……俺をこんなに……いじめるのだろう…。
あっ。そっか…。
そもそも………
___神様なんて、存在しないんだから。___
考えても意味ないな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。