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第9話

最後に言いたかった(最終話)
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2018/01/05 14:48
拝啓、兄さん。
僕は、兄さんが唯一の光だった。それを消すものがいた。元親だ。もう、その大人は僕の親じゃない。
何かに例えると、きっと子供の部屋はずっと暗かった。それを兄が小さな小さな光おもちゃをあげた。だが、親はそんなものいらない。そう言われて取り上げられる。そんな感じだろう。
兄さん。最後に会いたかった。
最後に会って、いっぱい遊んで、笑って、たまには、喧嘩をしたり、泣いたりそんな感じに色んなことをして見たかった。

__今の僕は汚れすぎた。__

元の僕は、臆病で兄さんが大好きでずっと一緒に遊んでいたかった。

今の僕は、もう、表情が顔にでなくなった。ただの人形のように。もう、人間と会うことがいやだ。





いつからこんな感じになったんたろ……。




最後に言わせてください。


兄さん。__大好き“だった”。__

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