第10話

悠真を呼びに
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2017/12/28 10:26
うっかと廊下を歩き昇降口を目指す


今日はお母さんは夜勤で帰ってくるの遅いから
私が晩御飯を作る
居候の子の好きな食べ物とか聞いとけばよかったなぁ




「おーいお前ら」




後ろから声をかけてきたのは担任の山本先生だった
山本先生は数学の先生





「今野知らないか?」

「悠真なら部活行きましたよー」

「くっそあいつ…」

「悠真がどうかしましたか?」

「…いや、なんでもない。そうか分かった。サンキューな。気をつけて帰れよ」





山本先生はそう言ってどこかへ行ってしまった




















「部活行って呼んできてあげよっか」

「え、それ大丈夫なの?」

「大丈夫大丈夫!山本先生が呼んでるなら問題なし!」



うっかに手を引っ張られ私たちはサッカー部が練習するグラウンドまでやって来た









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「さすがサッカー部、イケメン揃いだわ…」



手を双眼鏡のような形にしてグラウンドを見渡すうっか

悠真どこだろう









「あ!」



隣にいたうっかがいきなり大きな声を出すので
びっくりしてしまった



「びっくりした…」

「いたよ悠真!」



うっかの指さす方を見ると確かに悠真がいた
シュート練習中みたい









「じゃ、ぱぱっと私言ってくる」

「うん」





うっかは走って悠真の元へ

私は練習の邪魔にならなさそうな場所へ行った

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