第3話

1話
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2017/12/28 12:16
〜これまでのあらすじ〜

ある日、学校に来ると、私と高野以外の人から天野奏多の記憶が消えていた。

でも、天野の席がないから、もしかすると存在自体が消えたのかもしれない。

私と高野が呆然としていると、なぜか時間が止まった…
━︎・━︎・━︎・━︎・━︎・━︎・━︎・━︎・━︎
時也
な、なんで時間が止まったんだ?
あなた

…わかんない。

2人が戸惑っていると、頭の中に直接声が聞こえた。
???
あなた達の中には、記憶があるのですね…
あなた

あなたは、誰…?

時の女神 ミル
私は、時の女神、ミル。
時也
時の女神?
時の女神 ミル
そう。
あなた達のクラスメイト、天野奏多は、何者かによって、歴史上から抹殺されたのです。
時也
え?!抹殺って…
時の女神 ミル
要するに、歴史上のどこかで先祖を殺されたとかで、その存在が消えたのです。
あなた

ってことは…歴史を変えられたってことですか?

時の女神 ミル
そういうこと。

そこで、あなた達に頼みたいことがあります。
時間を遡り、歴史を修復してほしいの。
時也
…それで、奏多が戻ってくるなら、俺はやります。
でも、南野は…?
あなた

私も、このままにはしておけないと思う。
だから、歴史、戻しに行きます。

時の女神 ミル
じゃあ、行くわね。
そう言って、ミルがサッと手を振ると、その先に扉が現れた。
時の女神 ミル
この扉をくぐれば、その先祖が消される前の時間に行けるはず。
お願いね…
2人はその言葉に頷き、お互いの顔を見た。

そして、扉を開け、くぐり抜けた…

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