第2話

#2
23
2017/12/27 15:52





―『どうしてそんなこと言うの!ずっと貴方に尽くしてきたのに!』



『待ってよ!』

パチンッ

『痛っ』

『うっ…どうして…』




心の癒しを求める声が聞こえる。

この声が聞こえたら声の主の元へ行かなくてはいけないのが

決まりである。


一週間の予定の書かれた分厚い本を開いて時間と場所をもう一度

確認し右腕に巻いてあるゴールドの時計を確認すると3時55分。



「時間通り。」

そういって分厚い本を閉じると白くて大きな羽を広げ、声の聞こ

えている本に書かれた予定通りの家のベランダに羽をたたんで

入った。










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