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第36話

望side ⅲ
昔、隠れんぼした日。

あなたちゃんは重岡に好きかどうか聞かれて戸惑っていた。

ちゃんとした返事も聞けないまま、俺は帰ってしまった。

だからあなたちゃんが何を言おうとしたのかは全然分からなかった。

それから必死になって考えた。

きっとあなたちゃんは重岡のことが好きなんだ。

だから重岡みたいな性格になばいい。

そっちの方が絶対モテると思った。

から必死に勉強して、ちょっと意地悪な男の人になろうと思った。
だけど、違った。

君は意地悪な男の人が好きなんじゃなくて、重岡のことが好きだったんだって改めて思ってたんだよね。

だって、重岡に笑い掛ける時の笑顔の方が優しかったから。
望
だから、やっぱり、俺は俺のままでいようと思って…
あなた

…ばっかじゃないの?

望
え?
ブランコに揺られながら静かに話を聞いてくれていたあなたちゃんが勢いよく立つ。
あなた

あの日ちゃんと聞いていなかったんだね

望
…あの日…
それから彼女はぽつりぽつりとあの日俺が帰った後の話をし始めた。