光「だ、大丈夫…か…⁇」
あなた「……この…(小声)」
光「え?」
あなた「……このや…」
光「ええ?」
あなた「…この……この野郎‼︎(プールに手を突っ込み、豪快にあげる)」
光「へ⁈」
あなた「…っっとったどーー!!!」
光「ええええええええ⁉︎」
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あなたは、魚が顔に当たって来た事を恨み、その恨みの力で豪快に魚を掴み上げたのだ…
つ、強すぎる‼︎
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あなた「…ふーっ…ふーっ…(呼吸が荒い)」
光「な、何今の力…」
あなた「…なんか、魚にすごい馬鹿にされてる気がして、絶対捕まえてやろうって思ったんだよ…ふー…(大きく息を吐く)」
光「ふー…じゃないでしょ⁈俺よりも凄かったと思うよ⁉︎」
あなた「えへへ❤︎」
光「えへへ❤︎じゃないわ‼︎笑」
あなた「(お腹がなる)力使ったら、お腹すいた…」
__________
もう少し捕まえたらご飯にしよう‼︎
それにしても寒くなって来たなあ…
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光「あなた、寒いだろうから先上がってていいよ‼︎」
あなた「え⁈べ、別に大丈夫だよ…!」
光「俺が沢山とってやるから、ほら、プールサイドで待ってて⁇」
あなた「で、でも…」
光「それに、お腹すいて倒れられても困るしな‼︎(おでこをツンっと指で押す)」
あなた「わ、わかったよーっ…(プールサイドへ)」
光「よっしゃああい‼︎とりますかーー!(魚を素早く掴んでいく)」
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はやくあなたに食べさせてあげたいなあ❤︎
絶対美味いぞ…これ‼︎
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AM11:50
光「…ふ〜、そろそろいいかな‼︎(バケツを抱え、あなたの所へ)」
あなた「お疲れひか!大丈夫⁇寒くない…?」
光「だいじょうb…ブエッッ(くしゃみ)」
あなた「ひ、ひか⁈いつも女の子みたいなくしゃみなのに…私より小さいのに…‼︎」
光「ぢょっどざむぐなっでぎだぁーっっ…(鼻声)」
あなた「ちょ、ひかっ⁈ここで倒れちゃダメだよっ⁈」
光「わがっでるげどぉぉ」
あなた「と、とにかくはやくあったかい所行こう…!(光の手を引く)」
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なんだよおお‼︎これじゃあ圭人と同じ立場じゃねえかあー!
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(飲食スペース)
あなた「大丈夫…?無理してプール入ってるから…」
光「だってあなたに食べて欲しかったんだもんっ」
あなた「あ、ありがと。でもひかが倒れちゃったら困っちゃうからね…?(ひかのおでこを触る)」
光「ん…あなたの手あったかい…」
あなた「えーっ?そう⁇笑 熱は出てないみたい」
光「……あなた、こっち来て(自分の足を叩く)」
あなた「え?(あなたの膝に座る)」
光「…(あなたに抱きつく)あったけえ…」
あなた「な、何⁈私で暖とってるの…?」
光「そう笑」
あなた「カ、カイロ…カイロ買ってこよっか⁇(離れようとする)」
光「ダメ。あなたが良いから。(あなたを引き寄せる)」
あなた「ふえ⁈(驚くと同時にお腹がなる)」
光「ふ笑 こんなロマンチックな雰囲気でお腹なるのかよ笑笑」
あなた「も、もーーー!お腹すいたんだもんっ…仕方ないじゃん‼︎」
光「っじゃ、暖は後で取るとして魚。料理してもらいに行きますか‼︎」
あなた「うん!」
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あなたside
いや…自分でもびっくりだよ。
お腹なるタイミング良すぎるんだもん 笑笑
ひか、優しいから無理して魚とって熱出たりしたら困っちゃう…笑
この後、私達は大量の魚を唐揚げとか焼き魚とか刺身とか…色々調理してもらったけど結果食べきれなかったので他の8人に持って帰ります笑
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PM1:00
あなた「お腹いっぱい…笑」
光「俺がとってあげた魚には愛が沢山詰まってたからな‼︎愛でお腹満杯だろ?」
あなた「えっ…?」
光「えっじゃないわ‼︎心も体も、俺の愛で満杯❤︎」
あなた「ええっ…」
光「ま、マジトーンはやめろ!悲しくなるわ…泣」
あなた「う、嘘だよひかっ‼︎」
光「本当に…?」
あなた「うん‼︎連れて来てくれてありがとう❤︎」
光「よ、よかったーー!あ、でもあれだぞ?まだまだ回る所いっぱいあるからな‼︎」
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そうだ…ここは水族館だ笑
まだお昼食べただけじゃん‼︎
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あなた「たしかに…笑」
光「あ、さっき貰ったんだけど…(マップを広げる)」
あなた「…?」
光「ラッコとかホッキョクグマとかペンギンもいるらしいぜ‼︎」
あなた「見たい見たい‼︎❤︎」
光「じゃ、それ見にいくか‼︎」
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やった〜❤︎
ペンギン好きなんだよね〜っ❤︎
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光「あ、でも…ちょっとお腹痛いから待っててくれる?すぐ戻ってくるわ‼︎(走ってく)」
あなた「え⁈」
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ええええ何それ、置いてけぼり⁈
しかもひか、足速いから追いつけないよ⁈
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あなた「ひ、ひかーー⁈」
光「すぐ戻るーーー!」
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わ、本当に置いてっちゃった…
しかもすごい速い…
もしかして体調悪いのかな?
無理してるのかな…
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PM1:20
あなた「ひかっ…」
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ひかが走って行ってから20分。未だに帰る気配は無し…
連絡もつかないし、もしかして倒れたりしてる…⁇
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あなた「わぁっ⁈(手で目かくしをされ、目の前が暗くなる)」
???「ぼ、ぼく…ぺんぎんの、ぺんちゃんだぞっ❤︎(裏声)」
あなた「ぺんちゃn…?(突然明るくなり、振り向く)」
光「っひひ〜笑 驚いた?」
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なんと、裏声で『ぺんちゃんだぞっ』なんて言っていたのはひかだったのだ!
ひかの手には大きなぬいぐるみがあった
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あなた「ど、どうしたの⁈それ…」
光「気づいた⁇…(あなたに渡す)」
あなた「ぺ、ぺんぎん…」
光「そう!お腹痛いってのは嘘だったの笑」
あなた「嘘…?」
光「さっき料理してもらいに行く時お土産やさん通ったでしょ?」
あなた「うん…」
光「そんときたまたま見つけてさ!本当はもっと早く戻ってくるつもりだったんだけど、お店意外に混んでて…笑笑」
あなた「…も、もう…心配したんだから笑」
光「ごめんごめん笑」
あなた「で、でも…すごい可愛い…ありがと❤︎」
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すごい心配したけど…
ぬいぐるみ買って来てくれるなんて…笑
すごい嬉しい…❤︎
この後、ぬいぐるみを持って、水族館を回りましたとさ‼︎
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っぶえっくしっ…(くしゃみ)
いつもこんなに出ないんだけど… by光
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。