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第2話

ドーナツ世界
キーンコーンカーンコーン
いつも通りの日常、また始業のベルが鳴る。

クラスメイト
起立。礼〜。よろしくお願いします。
クラスの中に女子の甲高い声が響く。
女子クラの中窓側の一番後ろに座る私はみんなが立ち上がり挨拶するなか挨拶もせず机に突っ伏す。
ハゲジジイ
おい。東浜。挨拶ぐらいちゃんとしろよ~。先生はお前の未来が心配でたまらんぞ。
なんて言う変態ハゲオヤジの声が聞こえる。
本当は1ミリも心配してない。あたしの将来なんて興味無いくせに。明日から妖怪口先ハゲとでも呼ぼうか。こないだって、先生が間違ってたこと言ってたからそれ正して差し上げただけで、授業妨害。荒唐無稽な言いがかりつけられて危うく謹慎にさせられる所だった。のくせに、こんな大人数の前ではいかにもいい教師ヅラした言葉言い放って、GTOの見すぎかよ。あ、妖怪口先ハゲはGTOじゃなくて金八先生の第1期の世代だったかな。ほんと、大人なんて理不尽だ。自分の立場や体裁を守るためだったらなんだってする……例えそれが大切な子供だとしてもね。
あ、だいぶ紹介が遅れたね。ここは看護師を養成するための五年一貫教育の女子限定のエリート学科。
先生も生徒もみーんな黒板しか見てない。
先生と目が合うことなんて一度もない。
ずーと黒板見て書いて、話して一度説明したらそれで終わり。あたし達をアンドロイドとでも思っているのだろうか。あ、ちなみにあたしの携帯は最新型のiPhoneだよ?欲しいっていえば欲しいものはなんでも買ってもらえるからね。
まぁそんなことは置いといてそんな中でついていけない子は即切り捨て、そのおかげで国家試験合格率は100%。県内県外の看護師志望の女子はみんなうちに来ようとするそのおかげで倍率も私立で授業料たっかいのに県内有数。まさに、女の受験戦争って感じ。
やる気のない生徒なんて一人もいない。あ、あたしを除いてね。
だから、その真面目の中のあたしは落ちこぼれ。
なんでなのに切り捨てられないかだって??
成績だよ成績。授業中なんてずっと寝てて聞いてないけど模試、定期テストは常に上位。エリート学科だから成績がすべて。だから、切り捨てもしないし、強く言う先生だっていない。
まぁ、この学校に本気で生徒の未来を考えてる先生なんて一人もいない。ほかの大人と同じで、みんな自分の立場とか体裁を守るために思ってもない言葉を並べる。
じゃあ、なんであたしがこんなとこにいるかって??
別にあたしは看護師になりたくてここにいるわけじゃない。