第36話

テンプレートな…
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2018/02/24 02:48
目を開ければ、そこはいつも通りの高校の、教室の目の前。どんなことが待ち受けてるのかの想像はついたが、悩む暇もなく、扉を開けた。
そして、自分の机には、数々の典型的な落書きと、椅子にたくさんの画鋲、机の周りは、ビンに入れられた1本の話が、たくさん置いてあって、邪魔だった。周りは、くすくすと笑うか、見て見ぬふりをするだけだった。
とりあえず、瓶を後ろのロッカーに適当に置いて、画鋲は上に乗せたまま、ベランダへ持っていき、落として、机の落書きは、適当に消そうとしたけど、油性ペンで書かれていたから無理だった。まぁ、充分な証拠になるからありだけどね。
今日は夏休み直前の終業式の日だった。
ホームルームが終わり、生徒たちが帰る中、いじめの主犯である3人がこちらに話しかけてきたのである。

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