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第6話

初恋
きっと、あの時…


私は恋に落ちた。


優馬くんに、恋をした。


好きになった。


これが初恋だったりする。


今まで接してきた男子達には抱かない感情を、優馬くんには抱いていた。


会って30分話しただけなのに。


それだけでも、恋に落ちることはある。


好きだった。


だから私、次の日も会えるのが楽しみで仕方なくて。


5時前に、ちゃんとあの公園に行ったのに。


優馬くんは来なかった。





沈んだ気持ちで家に帰って、すぐに優馬くんにメールした。


『もー、来れなくなったなら連絡してよ〜!

1時間も待っちゃったじゃん笑笑』


きっと、急な用事が入っちゃったんだよ。


うん、きっとそう。


優馬くんが来なかった理由を、自分で決めて言い聞かせた。


来なかったんじゃない、来れなかったんだ。


私は送信ボタンを押す。


ピコンッ。


ー送信に失敗しました。メールアドレスをご確認後、再度お試しください。ー


画面に表示される文字列。


…??


メルアド、合ってる。


確認して再送信。


ピコンッ。


ー送信に失敗しました。メールアドレスをご確認後、再度お試しください。ー


「んー??」


…なんで?


あってるはずなのにーっ。


何度繰り返しても結果は同じ、送信できない。


なんで!!


これじゃ、メルアド交換した意味が…。


って、もしかして、だまされた!?


…いや、それは無い。


だって、優馬くんの方から“約束”って…。


優馬くん…。


会いたいよ…。


明日行けば、会える?


送信できないメール。


優馬くんとの連絡方法はこれ以外ないのに…。


まるで、神様に反対されてるみたい。


じわ、涙が滲む。


初恋は、こんな形で、切なく、虚しく、消えて、終わった。





2014年の6月14日。


昨日。


優馬くんに会った日。


そして、これ以来彼と会うことはなかった。