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第25話

幸せ
「先生、私…」


「待って、あなた。」


「え…?」


な。


最後まで言わせないつもり!?


私が告白するの、分かってるでしょ?


からかってるの?


ひどいよ…。


「っ…」


ツーと涙が頬を伝った。


告白さえさせてくれないの?


「!」


私の涙を見て先生が驚く。


さすがに泣くとまでは思ってなかったか…。


「ふっ…ふぇ…」


私のすぐ後ろのドアは閉まってて、廊下を誰かが通ったとしてもバレないだろう。


この状態じゃ、先生が泣かせたって誰もが思っちゃうね…。


いや、事実なんだけど。


私は俯いた。


もう、今すぐこの部屋から出たい。


でもまだ、先生に伝えてない。


好きって伝えるまでは…っ。


コツコツと足音を立てて先生が近づく。


もう、なんなのっ。


私がそう思った瞬間、顎をクイッと上に持っていかれ、先生と目が合った。


「な…。」


「後悔すんなよ。」


「へ?」


先生…?


「んっ…。」


突然のことで、わけがわからなかった。


先生の顔がいきなり近づいてきたかと思うと、温かく柔らかいものが唇にあたる。


一瞬、思考回路が停止した。


…なに…これ…。


私…キス、してる…?


先生と…?


な、なんでっ…。


かぁぁっと全身が熱くなる。


「ぷはっ…」


唇が離れ、先生が目を開ける。


私は足に力が入らなくなってヘナヘナと座り込んだ。


なに…?


どういうこと…?


なんで…?


わけわからない。


先生は私の目の前にしゃがみこむ。


「先生っ…」


どういうつもり?


「好きだ、あなた。」


「!!!」


な、に…?


先生が…私を…?


ウソ…。


そんなこと…絶対ないって、思ってたのに…。


今日、振られると思ってたのに…。


顔、熱すぎて鼻血でそう…。


夢じゃないよね…?


「ずっと待ってた、この日を。

あなたがオレの生徒じゃなくなる日を。」


っ…。


先生っ…。


「好き…。

大好き。

先生、私も、先生のことが好きっ…。」


私が泣きながら言うと、先生はクシャっと笑って私を抱き寄せた。


私…最高に幸せだよ、先生。