無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第33話

エピローグ
「うわ、懐かしっ…

あの時以来来てないからな…。」


車を停めて外に出る。


「そっか、優馬くんにとっては14年振り?」


私は4年振りだけど。


「おうっ…

変わんねーな…

まぁ、こんなもんか。」


私たちが来たのはー…


公園。


私たちが出会った公園。


私は前みたいに、ベンチに座った。


「あ、そーだ。

ここに来て思い出したけど、この腕時計返さなきゃね。」


そう言って私は腕時計を外そうとしたけど、優馬くんはそれを止めた。


「え?」


「…あなたが持ってて。」


「えっ…でも…」


約束、だし…。


「いーの。

オレがあなたに持っててもらいたいんだよ。」


あ…。


なんか、あの時の優馬くんと同じ…。


「…分かった。

ありがとっ。」


ニコッと笑うと、優馬くんも笑って返してくれる。


「あ、それと。」


「?」


優馬くんが私にギュッと抱きつく。


「へっ!?」


驚いたのも束の間、首筋に冷たいものが当たる。


「!?」


体が離れると、私の胸元にはハートのネックレスが輝いていた。


「えっ…これ…」


「バレンタインのお返し!」


っ。


もう…


もらってばっかじゃん…。


それに、サプライズ。


嬉しくて涙出そう。


「ありがとうっ…」


「ははっ、なんで泣きそうになってんだよー?」


「う、嬉しすぎて…」


優馬くんと付き合えて幸せだよ、私。


トサッと優馬くんが私の横に座る。


あ。


そーいえば…。


「ねぇ、さっき聞こうと思ったんだけど…なんで私はタイムスリップしたの?」


車の中で聞こうとしたけど、公園着いちゃって聞けなかったんだよね。


たまたま私が10年前にタイムスリップしたのにはなにか使命とかがあったのかな…?


なんて、ファンタジーなことを考えてしまう…。


「…そこなんだよ。

オレも、理由までは分かってない。」


「えーっ!!」


そこ、重要じゃ…。


「ま、オレたちが出会うため、じゃね?」


優馬くんはふっと笑って言った。


「もー!」


適当なことばっか!!


でも…


そうかもしれないね。


「ふふっ。」


「なんだよっ。」


「んーん、幸せだなぁ、と思って。」


そう言って私は空を仰ぐ。


絶対に逢えないと思ってた人とまためぐり逢えて…


恋に落ちて…


付き合えることになって…


これから私たち、どんな未来を2人で作っていくんだろうね。


「優馬くんっ」


私が呼びかけると、ん?と言ってこっちを向く。


「大好きだよっ。」


優馬くんは一瞬驚いた顔をして、それからまた笑顔になって言った。


「オレも。

大好き。」


幸せ。


ずっとこの幸せが続きますように。


私は…


やっと逢えたこの人と、ずっと一緒にいることを誓います。