何もわからないまま
次の日になってしまった
そして、また何もわからず
今日が終わろうとしている
貴)はぁ、何もわからない、
斗)あなた〜!
帰ろ?
貴)うん!帰る!
確か、今日はカラオケに
行くはずだったよね?
斗)あ!ねぇねぇカラオケ行かない?
貴)いいね!丁度私も歌いたい
所だったからさ〜♪
やっぱり、いまいち思い出せないから
よく見ておかなきゃな、
〜カラオケ〜
カラオケにつき歌い始めて
もう2時間がたつ
今の所おかしな点はない、
斗)あ、俺トイレ行ってくるね
貴)は〜い!
斗真が出てすぐ
私も部屋を出てトイレに行ってみた
トイレの近くで斗真にぶつかった
同い年くらいの女の子がぶつかった
斗)あ、すみません
女の子)大丈夫です、!
その子は頭を下げると
どこかに走って行ってしまった
貴)あの子、どこかで...
その後特に何もなく
私は斗真より先に部屋に戻った
斗)ただいま、
貴)?おかえり!
前は気付かなかったけど
今はわかる
斗真の様子が変だ、
貴)斗真、なんかあった?
斗)え、?な、なにが?
貴)様子へんだけど
斗)何もないよ?
貴)そう?なら、いいんだけど
何を隠してるの、?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!